平成27年度
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期日 | 場所 | 参加生徒 | 内容 | ||
平成27年10月22日 木曜日 |
事前の説明:大館工業高校 見学場所 @ 秋田ウッド株式会社 A 株式会社エコリサイクル |
電気科1年生35人 | 秋田県北部エコタウン計画とは次のような概要です。 「米代川流域の9市町村が、お互い連携し廃棄物のリサイクルに取り組み、資源循環型産業への転換を図り、豊かな自然環境と調和した街づくりを目指す。」というもので、平成11年12日に通商産業大臣と厚生大臣から承認されました。 大館市にも、この計画に参加する企業が数社あり、今回は廃プラスチックと廃木材を混ぜて新建材を製造している秋田ウッド株式会社と家電やOA機器をリサイクルしている株式会社エコリサイクルを見学してきました。 |
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はじめに学校の実習室で、エコタウンセンターの方から秋田県北部エコタウン について、概要を教えていただきました。 |
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説明終了後、バスで秋田ウッド株式会社へ移動し、会社の概要を説明していただいたあと、工場を見学させていただきました。 「環境にやさしいものづくり」を目指して不要になった木材、プラスチックを加工し再生複合材である「AO-MWood」を製造・販売しているそうです。この腐りにくい材料は地元はもちろん、全国のいろいろな施設で活用されているそうです。 |
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次に家電をリサイクルしている株式会社エコリサイクルを見学しました。 家電リサイクル法で定められた製品を物凄いスピードで効率よく解体して分別している作業に驚きました。 家電リサイクル法とは一般家庭や事務所から排出された家電製品(エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)から、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。エアコンに使われているフロンガスも回収されていました。 |
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プラスチックを回収→粉砕→洗浄→脱水→出荷 までの工程を説明していただきました。使われなくなった家電製品が、機械や人の手によって再利用可能な材料に再生される工程を間近で見学できました。 |
@今回の企業見学では、自分の身の回りに深く関わっているところがたくさんあったのでびっくりしました。仕事場の風景も見ることができたのでよかったです。
A普段の生活で不要になったものがどのような工場でリサイクルされているのか知ることができた。自分でもできるだけゴミを出さないようにしたい。
B今回の企業見学は自分の進路の参考になったと思う。今後は積極的にリサイクルに協力していきたい。
C小学校のときによく見たプランターが秋田ウッド鰍ナ作られていたと知ってびっくりしました。
![]() 講師 (財)東北電気保安協会 |
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期日 | 場所 | 参加生徒 | 内容 | ||
平成27年11月6日 金曜日 |
大館工業高校 |
電気科2年生35人 | 電気科2年生を対象に、電気を安全に使用するためにはどんな所に注意するべきか、東北電気保安協会の皆さんに実験を交えながら講義していただきました。 | ||
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「電気を安全に使うためには」を中心に電気に関する基礎的な知識や漏電、短絡、感電について原因を教えていただき、それを防ぐ方法や、安全対策の道具、心構えなどを現場での体験談を交えながら話していただきました。 また、東北電気保安協会がどのような業務をしているのか紹介がありました。 |
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交流電圧でビニルコードが短絡したときの様子を見せていただきました。火花と音を発し、周囲にいた生徒も驚いていました。 | ||||
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次に束ねたビニルコードに通電するとどうなるか実験しました。 ビニルコードは、束ねた状態で電流を流すと発熱し、温度が上昇していきます。そのまま上昇していくとビニル皮膜が溶け出し、発煙します。 |
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普段使う電気ですが、使い方によっては感電したり、火災につながったりすることがわかりました。貴重なお話と実験を見せていただきありがとうございました。と学級委員長が挨拶して終了しました。 |
@今回の(財)東北電気保安協会の講話を聴き電気の怖さを知ることができました。特に少しの電流でも人体に影響を受けることがわかりました。
A私は将来電気工事をする仕事につこうと思っています。今回の講話は私にとって得になるものでした。資格についても卒業までに取得できるようがんばっていこうと改めて思いました。
B今回の講話で得た知識をこれからの生活に役立てて安全に扱えるよう役立てたいと思います。
C漏電とはどんな現象なのかとか、アースがどんな役割をしているのか理解できた。家の機械にアース線があったら面倒がらずにしっかりと繋ぐように心がけたい。
D今回の講話は自分の知らないことを知るよい機会だったと思う。アース線は何に使うのかずっと疑問を持っていたが、それがあれば漏電を地面に流し、感電を防げるということを知った。また、電線を触るときは手のひらで触らないで手の甲で触るとよいことも体験談から教えていただいた。とても怖い話だったが印象深かった。
E漏電による事故を防止するためには、アース線による接地を取ることや漏電遮断機をつけることが必要だということがわかった。
F今回の講話を聞いて、電線などの被覆が剥けた部分はきちんと絶縁しないと短絡し、火災の原因になることがわかった。私は家でコードを束ねたままで使うことがあるので気をつけたい。今回学んだことを家族にも伝え、事故を防ぎたいと思う。
今年度の「地域連携強化プロジェクト」を通じて、北部エコタウンに関連する企業を見学したり、電気に関する会社の業務内容を知ることができたほか、環境や電気に関する事柄を生徒自身の眼で確認できたことは大変有意義であったと思います。